Location

私たちが拠点とする豊町久比(ゆたかまちくび)は、広島県呉市にある人口約500人ほどの集落です。柑橘類が実る段々畑と波が穏やかな瀬戸内海がすぐ近くにあります。美しい自然とその自然からなる作物に恵まれたこの場所には、私たち人間が本質的に豊かに在り続けることのできる土壌があります。

豊町全体では約1,700人が住んでおり、大長・御手洗・久比・沖友の4つの集落により形成されています。

基幹産業はみかん栽培で、「大長みかん」が有名です。国産レモンの発祥地でもあり、栽培の歴史は100年以上となります。

呉市街地から陸路での行き方は、下蒲刈島、上蒲刈島、豊島の島々を渡ると久比のある大崎下島にたどり着きます。車で約1時間ほどの場所で、これら主要4島を安芸灘地域と呼びます。

この瀬戸内海に浮かぶ島々を、庭園をわたる飛石にたとえ「安芸灘とびしま海道」と呼ばれ、多くのサイクリストが集まり、海沿いの開放的な風景や古い町並みを思う存分楽しんでいます。

久比周辺

御手洗地区

久比から車で東に10分ほど走ると御手洗地区に到着します。

江戸時代に「風待ち・潮待ち」の港町として形成された御手洗地区は、昭和初期に至るまで、瀬戸内海交通の中継港として栄えました。

大小の商家・茶屋・船宿・住宅・神社・寺院などが混在し、大波止・高燈籠・石垣護岸・雁木など、港町特有の土木的建造物が当時のまま現存しています。

江戸時代から昭和初期に建てられた伝統的な形式をとどめる民家が数多く残っており、1994年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。

週末には観光客も訪れ、レトロな町並みを散策したりカフェでゆっくりな時間を楽しんでいます。

三角島

三角島は大崎下島の北に位置する離島で、面積0.78km²ほどの小さな有人島です。

久比港から小型フェリーに乗船し、約10分ほどで到着します。

港にある「美加登神社」は、福岡県の宗像神社の祭神「宗像三女神」を安芸の厳島神社へ勧請(かんじょう)する際、仮宮として創建されたと言われています。

島の就業者のほとんどは、柑橘栽培と造船業に従事しており、観光や宿泊施設はありませんが、日帰りでの魚釣りが目的で訪れる人が多いそうです。