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当社は、瀬戸内海の真ん中に位置する大崎下島にあります。大崎下島の人口は約1700人で高齢化率は70%を超える集落もあり、過疎地域に指定されています。近隣の島々を含めてコンビニエンスストアは一店もありません。もちろん、ドラッグストアも大型スーパーもありません。あるのは小さなAコープだけ。そして、訪問看護ステーションもありませんでした。

 

2019年8月に会社を設立し、2020年1月から訪問看護ステーションを開設しましたが、訪問看護サービスを始めるには看護師が絶対に必要です。しかし、圧倒的な高齢化率と人口減少で地域で看護師を雇用することはほぼ不可能な状況でした。それゆえに訪問看護ステーションがなかったのです。しかし、そのような場所にも関わらず、あっという間に看護師を集めることに成功しました。そのほとんどは移住者です。しかも、その後も採用への問い合わせはひっきりなしで、逆に応募を断っている状況が未だに続いています。当然、設立して間もない会社ですので、給与も福利厚生も満足なものではありません。“それなのに”です。

 

人口減少・少子高齢化の時代、人手不足を派遣で補っていると終わりのない無限ループに陥ります。果たして人手不足は、人口減少や少子高齢化などの外部環境による影響だけなのでしょうか。人は条件で動くとは限りません。人材がいない・来ないのではなく、惹きつける魅力がないのかもしれません。

介護人材確保コンサルティング

応急処置ではなく本質的な課題を解決をする

人口減少・少子高齢化の時代において人手不足はどの業界、どの地域でも共通の悩みです。その上で、同業者とたいして変わらない給与や一辺倒なやり方では人が集まるわけがありません。一時的な人手不足であれば派遣の活用も選択に入れて良いと思いますが、スタッフに長く勤めてほしいと考えるのであれば、根本的な部分に魅力がなければ人は他の職場へと移ってしまいます。地域の介護インフラとして持続可能な経営を目指すのであれば、人材の定着は必須であり、そのためには人を惹きつける魅力が不可欠なのです。

魅力をつくり、伝える

人手不足を小手先のテクニックで解決しようとすると、結果的に自分の首を絞めるケースがほとんどです。ですから、当社が行うことは独自の価値を創造して他社と区別できるものにし、伝えるべきメッセージをつくり、伝える場の選定・構築です。つまり、ブランディング戦略・クリエイティブ戦略・メディア戦略であり、これらの結果で人が集まるのです。その効果は大きく、集客やPRなどマーケティング全域においてその後も優位性を保つことができます。 そして、人材確保を約束するものではないということはご理解ください。人手不足で悩んでいて、目先のことにとらわれず長期的な視点で私たちと共に考えたいという介護事業者様だけ、ぜひご相談ください。

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※ヒアリングの結果からお断りする場合がございます。